この物語は、

南アメリカの先住民族に伝わる

お話です

 

森が燃えていました

森の生き物たちは我さきにと

逃げていきました

 

でもクリキンディという名のハチドリだけは

いったりきたり

 

くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは

火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て

「そんなことをして いったい何になるんだ」

と言って笑います

クリキンディはこう答えました

 

「私は私にできることをしているだけ」


10回目までの歩み これからへの第1歩

 

2011年3月11日の東日本大震災をきっかけに

この会が始まりました。

計画停電で薄暗い家の中

毛布にくるまり余震に怯え、

自分の無力さを感じる毎日。

 

そんな中、私たちにできることはないか、

と始めたのがハチドリのひとしずくです。

 

1回目は震災から僅か2週間後、

教会をお借りして

チャリティイベントを行ったところから

始まりました。

 

これまで日本赤十字社、南相馬市、

桜ライン311に120万円を超える

募金・寄付をしてきました。

教会でお祈りしたり、

原発で被害に遭われた南相馬の方にお話を聞いたり。

 

3回目からは桜ライン311に寄付しています。

原発も解決せず、

完全復興なんて言えない中、

今、さらに地球では様々な

大きすぎる災害が起こり、

日本も例外でなく

各地で大きな被害が出ています。

 

東日本大震災を忘れない、

そのために続けてきた活動。

これからも忘れないために

続けなくてはいけないと思います。

 

でも、それだけじゃ足りなくなってきたようにも思います。

新たな災害にも心を寄せ、

私たち一人一人にできることを

小さくても続けていくことが大事だと思います。

 

そんな大事な1歩にしたい

10回目のチャリティイベントです。

 

 

ハチドリのひとしずく 

代表 岩佐 雪子・樹里・絵里